こんにちは
元帰国子女、元留学生、元駐在員、ついに駐妻のLamaです。
今は中国で2人の子供を育てています。
中国に来てまず大概の人が愕然とするのは英語が全く通じない…(汗)ということこと。
そうなんです。残念ながら中国で生活するために英語はあまり役に立ちません。
今日は中国語学習の道しるべとなる資格試験HSKについてご紹介したいと思います。
「HSK」とは
中国語を学んだことがあれば、この「HSKテスト」一度は耳にしたことがありませんか?
HSKは正式名称を汉语水平考试(漢語水平考試)といいます。
中国語の発音(=ピンイン)で読むと Hànyǔ Shuǐpíng Kǎoshì
頭文字をとって略称HSKと呼ばれており、中国政府がバックについている「孔子学院」が主催する中国語試験です。
世界中で実施されていて、中国国内で外国人が就業、就学する際の基準にも使われているので、英語でいうTOEIC/TOEFLを合体させたような形態のテストです。
前述の通り、中国は外国人相手のホテルやお店以外はほとんど英語が通じないので、ネットやアプリを駆使したとしても多少なりとも中国語ができたほうが便利です。
中国に来た駐在員、駐在妻の方ほとんどがまず中国語を習うために語学学校に通ったり家庭教師をつけたりします。
とはいえ駐在員の場合、仕事が忙しかったり、仕事では日本語や英語が通じる上に、
最低限の夜の中国語
くらいで事足りちゃったりして、語学にモチベーションが向かない方が多いのですが(サンプル1=Lama夫)、駐妻の場合そうもいきません。
買い物したり、お出かけしたり、幅広いシチュエーションで中国語が使えたほうが俄然自由に動けます。
ということで、趣味と実益を兼ねて時間もある奥さんは語学にはまりやすい。
かつ、
HSKのような資格試験は目標として分かりやすいので受験する方は結構多いです。
HSKの各級レベルイメージ
HSK公式HPによると各級はこのようなレベル分けになっています。
出典: HSK公式HP
6級 |
中国語の情報をスムーズに読んだり聞いたりすることができ、会話や文章により、自分の見解を流暢に表現することができる。 ≫詳しくはこちら | 5000語以上の常用中国語単語 |
5級 |
中国語の新聞・雑誌を読んだり、中国語のテレビや映画を鑑賞することができ、中国語を用いて比較的整ったスピーチを行うことができる。 ≫詳しくはこちら | 2500語程度の常用中国語単語 |
4級 |
中国語を用いて広範囲の話題について会話ができ、中国語を母国語とする相手と比較的流暢にコミュニケーションをとることができる。 ≫詳しくはこちら | 1200語程度の常用中国語単語 |
3級 |
生活・学習・仕事などの場面で基本的なコミュニケーションをとることができ、中国旅行の際にも大部分のことに対応できる。 ≫詳しくはこちら | 600語程度の基礎常用中国語及びそれに相応する文法知識 |
2級 |
中国語を用いた簡単な日常会話を行うことができ、初級中国語優秀レベルに到達している。大学の第二外国語における第一年度履修程度。 ≫詳しくはこちら | 300語程度の基礎常用中国語及びそれに相応する文法知識 |
1級 |
中国語の非常に簡単な単語とフレーズを理解、使用することができる。大学の第二外国語における第一年度前期履修程度。 ≫詳しくはこちら | 150語程度の基礎常用中国語及びそれに相応する文法知識 |
英検等日本の検定試験とは逆で、級が上のほうがレベルが高く、一番難しいのが6級です。
どの級もリスニングとリーディングが課されており、5級と6級はそれに加えて「作文」があります。
全ての級の模擬テストを見たLamaの印象では、
1、2級のリーディングは漢字が読める日本人には簡単すぎるので、ヒアリング問題に特化して勉強すればよさそうです。
そもそも英検5級とかのように、大人が敢えて受験する必要すらないかもしれません。
駐妻として挑戦するべきは3級以上でしょう。
中国でサバイバルするには何級レベルを目指すべき?
駐在生活を謳歌できている奥様方は大体4級レベルをクリアしているように見受けられます。
4級レベルであれば、それなりに単語もキャッチできて、簡単な会話が成立するので、ゼロスタートでどのレベルを目指せばよいか分からないということであればまずは4級レベルを目指して勉強すればよいと思います。
HSKは2010年に大リニューアルしているので、旧テストでの例になりますが、私の留学生時代、半日中国語クラスに在籍していた日本人留学生のうち普通に勉強していた子は3か月で旧4級(現HSK3.5級レベル?)に合格できました。(日本同士で飲み会ばかりしている人も多かったのであえて「普通に勉強していれば」と言っておきます)
駐妻はそこまで語学に燃える必要もないと思いますが、週に1-2回定期的に家庭教師について勉強すれば1年くらいで4級レベルに達することができると思いますよ。
ちなみに北京には日本人向けの語学学校は本当にたくさんあります。
Lama自身どの語学学校がおすすめかよく聞かれますが、結局学校という形はとっているものの、1対1の家庭教師形式になると先生との相性が全てだと思います。
コーディネーターの人に自分の勉強のスタイルなどを伝えたうえで、最初の何回はトライアルでいろんな先生の授業が受けたいと交渉するのが良いと思います。
ガンガン勉強して早くうまくなりたい人もいれば、ゆっくり楽しく中国語を学びたい人とそれぞれ「いい先生」は違いますからね。
ちなみにLamaは家に近い、買い物する場所に近いという理由で今の学校を選びました。
先生は何度か変わりましたが、特にリクエストしなければ雑談の多いゆるめのスタイルの先生ばかりあてがってもらっています(^^;)
Lamaが考える中国語がうまくなるためのコツはまた次の機会に公開しますね。
読んでいただきありがとうございます。
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