中国情報

北京で幼稚園探し!私たちが決め手にしたこと

こんにちは
元帰国子女、元留学生、元駐在員、ついに駐妻のLamaです。今は中国で二人の子供を育てています。

広告
スポンサーリンク

私が子供と一緒に北京に暮らし始めて1年が経ちました。

娘2人も1学年を修了して、今の学校に決めてよかったと満足しているので、最初に学校を選んだ時の話を今思い出して書こうと思います。特定の学校名は書かないので、北京以外でこれから現地の学校探しをする方の参考になれば嬉しいです。

見学はいつ頃いくべき?

半年前をめどに早めに行くと心の余裕ができる

北京に夫が駐在することが決まり、私も家探しの出張に同行し、そのタイミングで学校見学をしました。時期は夫が着任する2か月前、家族が渡航する8か月前でした。「え!早っ!!」と思われると思いますが、私が仕事していた都合もあり、我が家はこのタイミングでした。

1年前はさすがに早すぎますが、半年前ごろをめどに見学しておくと、たとえ定員オーバーでその時無理と言われても、翌学年のウェイティングリストの上位にはしてもらえるので、人気の学校を考えている場合は有利になるはずです。

私は時間に余裕ができた結果、じっくり考えたうえで結論を出せたことに加えて、学校に提出する書類を集めるのに余裕ができた2つの点で、よかったと思います。

なお、夏休み明けに入学することを検討しているのであれば、夏休み前までに手続きを完了しておく必要があります。インターは夏休みが長いので長期休暇がいつから始まるかチェックすることをお勧めします。

どこを見学するべき?

どんな教育を受けさせたいか、住む場所と通える範囲も含めて検討し、必ず見学に行くこと!

学校は星の数ほどあります。

市内の日系幼稚園!と決め打ちして選ぶのも一つの方法。私のように住む予定の地域の近所で日本人幼稚園、インターナショナルといろいろ検討するのも一つの方法です。

また、子供が小さい場合、日本人学校、幼稚園は比較的街中に近いですが、大規模なインターナショナルスクールは街中からは距離がある上に、よく渋滞するので住む場所によっては1時間近くかかることもあります。

バスのルートに入っているかはもちろん、通学時間と子供の耐性もよく見て検討したほうがよさそうです。

私の場合、住むエリアを仮決めしたうえで、現地で生活する先輩駐在員家族から情報収集し、見学先の学校を絞り込みました。

誰から情報収集するか、というのはかなり重要です。

私は最初駐在員時代に一緒に働いていた中国人ママにいろいろ聞いていましたが、彼らは現地の教育システムに乗っているので、さすがに外国人の教育事情までは詳しくありませんでした。

やはり日本人、かつ駐在員だとよっぽど熱心な人でない限り学校の様子まで知らないので、駐在員同士ではなく、奥さん(できれば複数筋)から情報収集するのが最も正確です。

この教育方針の学校!とばっちり決まっていれば、その学校だけ見ればいいじゃん、ということも思いますが、中国の場合「看板に偽りあり」のケースも多いので、HPで確認するだけではなく、自分で見て確認することと、なるべく多くの学校を見て比較することをおすすめします。

私もある程度HPを見たりして絞り込んだつもりでしたが、HPは見栄えよく作られていて当たり前。現地で生活する方の話を聞いたり実際に見学してみて、当初は全く考えていなかった学校になりました(^^;)

見学の際は何を見るべき?

施設が清潔かどうかとか、先生の対応など日本で幼稚園・保育園見学をされたことがあれば、多分見るべきは同じです、というのが結論ですが、少し中国事情を加味したポイントをお伝えしたいと思います。

見るべきポイントは日本の幼稚園・保育園探しと同じ。

加えて中国ではセキュリティ面や学校コミュニティも重視すべき

施設

中国はまだ塗料や建材の品質にとても問題があります。

私も駐在員時代オフィスの引っ越しがあったのですが、入居1か月前の内見会へ出かけて30分後には私を含めて目が痛いやらのどがイガイガするやら、様々なハウスシックの症状が現れました。その後対策が講じられて入居時は問題ないと言われましたが、中国人社員は皆疑っていて、真冬で寒いのにしばらく窓は全開でダウンを着て仕事をしていました。外とどっちが空気悪いかわかりませんが、中国人的にはPM2.5の方がまだましという判断でしょう(笑)というウソのような本当の話です。

改めてソフト面で清潔かどうかはもちろんですが、中国は大気汚染だけでなく、室内もハウスシックに絡む臭いや有害物質が(特に新築物件)出るケースがあります。学校側に室内環境についての考え方を確認してもよいかもしれません。

また、教室だけではなく、学校生活が楽しく送れるか、運動場の広さや図書館の規模も確認ポイントになると思います。

教員

先生たちは皆さん一生懸命だと思うのですが、どの学校もいろいろと課題はあります。

日系幼稚園の多くは中国政府から正式認可を受けていないため、時に当局から嫌がらせを受けることもあると聞きます。事実は分かりませんが、先生が拘束されたという問題も過去にあったようです。最近は合併などを通じてかなり経営基盤がしっかりしてきたようですが、いつ目の敵にされるか不安はあります。

また、インターナショナルスクールでは、英語の先生=英語ネイティブかと思いきや、そうでない人が教えていたり、キャリアの浅い先生しかいない、インターを謳っているのに中国人の先生ばかりで、外国人の先生があまりいないというようなケースもあります。

やはりどのような先生が教えているか、生徒への接し方はどうか、実際に見学するのが一番良いと思われます。

生徒

日系幼稚園を検討している場合はあまり関係ないかもしれませんが、インターナショナルスクールのはずなのに、行ってみたら中国人の生徒しかいない…という学校は多いです。

中国大陸パスポート保有者の入園を最初から認めている学校もあれば、中国ならではの現象ですが国籍こそカナダやオーストラリアだけれど、現地に住んだことがないというような「なんちゃって移民」も多いのでこのような現象が起こります。多様性の環境を求めたいのであれば実際に学生を見るしかありません。

結構重要です(笑)

とんでもないお金持ち家族のコミュニティだったりすると、子供も部不相応な要求をしてきたり、感じなくてもいい劣等感を感じたりするのは不幸です。自分と同じようなコミュニティであれば子供だけでなく親も居心地もよいし、悩みも共有できるので、おすすめします。

なかなか選べない面もあるのですが、学校のカラーでなんとなくわかる部分もありますし、学校見学の際、お迎え時間帯も見学してみたり、タイミングが合えば学校のイベントに許可をもらって参加するなどして自ら確認してもよいかもしれません。

子供も見学に連れていくべき?

個人的には子供は同行させず、親だけで見学することをおすすめします。子どもがいると時間が制約されるのと、ちょっと優しそうな先生がいたり、モノをもらえるとココが良かったといい、その意見に振り回される可能性もあります。

シビアに判断できる環境で見ることで、私はいい判断できたと思います!

まとめ

とはいえ、どの学校も一長一短あります。そしてそれぞれのご家族にとってどれがベストというのも違います。まず、子供が快適に過ごせそうな環境を検討する過程で、優先順位をつけて決めていくという方法しかないと思います。

学校決定から手続きまでについてはまたべつの記事で紹介しますね。

読んでいただきありがとうございます。

このブログがあなたのお役に立てれば嬉しいです(^^)

広告
スポンサーリンク
ネイティブ講師のオンライン英会話EF Englishtown
こちらの記事もおすすめ