こんにちは
元帰国子女、元駐在員、ついに駐妻のLamaです。
中国で2人の子供を育てています。
Lamaは北京に来て半年以上たちましたが、北京の観光地は広大すぎる、人が多すぎる、そして寒い暑いなど気候的にも子供を連れて出かける気にならなかったのですが、ついに子供たちにとっての中国初観光!
万里の長城へツアーで行ってきました。
距離は約70km。
Lamaが住むエリアである東三環路付近から車で約1時間半で到着します。
30分ほど高速を走った後、一般道へ。
のどかな田園風景が広がります…
ガイドさん曰く、北京市の広さは四国とほぼ同じくらいとのこと。へー!広い!!
行けども行けども北京。
すっごい田舎だけど、北京。
時代がもう何10年も前から止まっているような風景です。
そして目的地の黄花城水長城に!
到着!
新しく整備された場所らしく、入口の佇まいはいい感じ。
駐車場のお手洗いでまずはトイレ休憩。
予想に反して水洗で中国にしては清潔。(ただしトイレットペーパーはありません)
ガイド地図↓見えますか?
赤い線の長城を横切るようにダム湖が広がっています。
ダムの入り口の東門から出発です!
ダム湖に沈むことが決まった1970年代当時は文化財保護の意識が希薄で、長城の大きな見張り台を壊してダムを建造、今の姿になったそうです。
公称8,000kmある万里の長城のなかでも、水に沈み、また浮かび上がる長城はこの場所だけということで特徴的な風景が広がっています。
子供が上るのにはちょっと大変な箇所が1,2か所…
でも幼稚園児も登れます!
視界が開けてきました!
30分ほど歩いた後、ダム湖のほとり(地図上の「半島」)でランチ。
石のイスとテーブルがあり、お手洗いもあります。
こういうところにありがちな汲み取りトイレを覚悟してましたが、泡で流すトイレだったので臭いがほとんどなく、思いのほか清潔でした。(やっぱりトイレットペーパーはありません)
そしてお花見。杏の花が三分咲くらいでかわいらしいです。
そしてこの辺りでたくさん自生している栗の木。
日本にも多く輸出されていて、その多くが北京~河北省~天津あたりが産地だということです。
行く前は、子供が城壁を上れるかや、混雑具合も心配でしたが、新しく整備されていることもあり非常に歩きやすく、お手洗いも休憩場所も清潔感があり、安心しました。
お昼に近づくにつれて観光客が増えてきたものの、「田舎からのお上りさん」ではなく、そこそこ良い身なりの人たちで、「コンニチハー」と言いながら子供をあやしてくれるおじさんが現れたり、家族でセルフタイマーで写真を撮ろうと四苦八苦しているところを、シャッター押してあげるよと申し出てくれる人がいたり。(しかもめっちゃ写真撮るの上手かった)
八達嶺といった有名どころの長城のように物売りがいないので静かに風景を楽しむことができました。
駐車場から入り口が近いのも子連れにとっては嬉しいです(^^)
険しい山肌の長城がずっと続くのもなかなか圧巻ですが、ずーっとその景色が続くよりも、山があり、湖があり、整備された長城だけでなく、修復されていない長城もあったりと、変化が楽しめるのが大人にとっても見る価値ありました。
そして子供たちにとっても、ここは混雑もしておらず、休憩スペースも広く充実していて、とっても良かった!
そして極めつけは帰り道!!
入り口から休憩場所まで途中ガイドもはさみながら行きは歩いて1時間ほどかかりました。
子供とまたこの道を戻ると、歩き倒すだけでも30分はかかるので、帰りの体力温存を相当考えながら遊ばせていましたが、ふと横を見ると船着き場から降りてくる人々が…
ラッキーなことに、片道30元でダムの入り口まで船に乗れる!!
ちゃんとライフジャケットも着用し、5分と待たずにボートが到着。
高速ボートでぶっ飛ばし、なんと1分ちょっとで入口まで帰れちゃいました(笑)
船に乗れたことで子供たちも大喜び。
行き→歩き
帰り→ボート
であれば心置きなく遊べて、おすすめです!
北京近郊の有名な長城は何度も行きましたがココが過去最高評価!
大満足です!
北京より北の山の方なので気温が5度近く違う感覚です。
山の上は特に風も強いので、春先、秋口は防寒具をお忘れなく!
読んでいただきありがとうございます。
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