以前テレビで育児を進化の過程から考えるというとても興味深い番組がありました。
地球の生命は単細胞生物から始まり、生物の進化の過程で子孫を残す術に長けていたものがその時代ごとに繁栄できたそうです。
恐竜の時代の後、人間が繁栄できた背景をその番組は、人間とチンパンジーが枝分かれした時に何が起こったかということに焦点を当てて検証し、現代の子育て環境の問題点を探るというものでした。
チンパンジーの育児との違い
チンパンジーは今いる生物の中では最も人間に近い動物です。
でもチンパンジーは今やアフリカの熱帯雨林の一部でのみ生息している一方、人間はスマホを持ち、宇宙にロケットを飛ばし、世界中に繁栄しています。
一体この差はどこで生まれたのでしょうか?
答えは人間の子育て方法。
チンパンジーの赤ちゃんは人間の子供と同じように、生まれてしばらくは何もできないそうです。
その間、お母さんは子供をずっと抱っこして移動し、食べ物を与え、約5年間一緒に暮らすそうです。
赤ちゃんがお母さんにしがみついているその状態のまま5年!
お母さんチンパンジーが次の子供を産むのは上の子が巣立ってからです。
一方人間ですが、原始的な暮らしをしている部族を訪れると、出産して数か月のお母さんが部族の女性に子供を預けて、他の女性たちと一緒に木の実拾いに出かけるそうです。
つまり、自分の一番大切な赤ちゃんすらも人に任せられる。
これができるので人間はより多くの食べ物を集めることができ、次の子供をまた1年後に産むことができる。
人間が進化を遂げる中で編み出した最大の武器は「他人を頼る」ということだったそうです。
これは子育てを題材にした番組でしたが、どんな場面でも応用できると思いませんか?
皆さんもDNAに人を頼りたくなるスイッチが入っているはず(^^)
1人で悩まずに誰かを頼ってみると変化が起こるかもしれません。
◆今日の質問◆
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