海外生活

【1月中旬】感染拡大前夜 北京の空気

えらいことになりました。

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1月末の春節休暇に1週間の予定で日本旅行に来ていた我が家。

Lamaたちが中国を出国したのは1月24日。

そこから1週間たたないうちに感染拡大が中国全土に広がり、到底北京に帰れる状況ではなくなったため、日本の自宅に戻ることに決めました。

春節休暇の旅行先から直接北京に戻る予定だったのですが、一旦帰りのフライトを家族全員分1週間後に変更し、新幹線を乗り継いでなんとか自宅に戻りました。

そして、状況は世界中で悪化しながら今に至ります。

<1月2日:ニュースのはじまり>

Lamaがこのニュースに初めて接したのは、とあるジャーナリストのTwitterでした。

「武漢で謎の病気が流行っている」

「病院がごった返している」

「医療現場が緊迫しているようだ」

というような情報だったと記憶しています。

すぐ旦那さんに「なんか変な病気流行ってるらしいよ」って伝えたのを覚えています。

ちょうど年末に内モンゴルで「ペスト」患者が出たこともあったので、今回も北京の病院に患者が運ばれることが仮にあっても、自分たちの生活に何か直接影響を与えるような事態になるとは想像もしていませんでした。

<1月21日:異変>

しばらくすると中国メディアでも情報が出始めて、発生源が「武漢の海鮮市場」で、コウモリが媒介したらしいという話がありました。

コウモリを食べたり、その手の怪しい市場に近づかなければ大丈夫だろう、と私の周りの中国人も含め誰もがそう思っていました。

正直世の中の空気は危機感ゼロ。

ちょうど忘年会シーズンで街は正月飾りで彩られ、お祭りムードが盛り上がっている一方で、出稼ぎ労働者の帰省ラッシュが始まり少しずつ車や人が減り始めたいつもの春節前最後の華やかな一週間というタイミングでした。

春節は中国人にとって一年で一番大事なイベントです。

日本の大みそかと同じく、みんな忙しくも楽しい忘年会シーズンを送っていました。

ところが、ある出来事で状況がジェットコースターのように目まぐるしく変わり始めます

北京で最初の患者が確認されます

実はちょうどこの日、子供が熱を出して学校を早退しました。

学校から電話を受けてすぐに日本人専門の小さいクリニックに予約の電話を入れたところ、「発熱患者の診察はできない」と断られてしまいました

幸い子供は熱はあるものの、食欲もあり、それ以外は問題なさそうだったので、病院には連れていかず様子見することに決めました。

春節に向けて出国ラッシュの北京空港で、通常国際便は2時間前に到着でよいはずが、体温検査のため4時間前に来るようにというお達しが出たのもこの日です。

(散々脅かされた割にこの頃はまだサーモグラフィーが増えていたくらいで1月24日時点では普通に搭乗できました)

そして、旦那さんの宴会は自粛

学校のママたちと春節明けに入れていたランチの予定も、少し延期したほうがよいかもねという話になりました。

そうなんです。

ほんの1-2週間、外出がしづらくなる、とこの時はまだ多くの人がそう思ってました。

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Photo by Clay Banks on Unsplash

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