こんにちは
元帰国子女、元留学生、元駐在員、ついに駐妻のLamaです。
今は中国で2人の子供を育てています。
日本で子育てしたときは英語教育を全く子供に対してしていませんでした。
1.英語の「触れ方」への誤解
私が帰国子女だということもあって、友人からはよく相談を持ち掛けられました。
ピアノも1週間1度の教室に通うだけじゃなくて、家で練習して上手になっていくように、1週間に一度では足りません。
では、家でも頑張ってやる?高価なビデオ教材に頼る?
日本小児学会の提言によると子供の言語能力は一方的に聞くだけでは発達しないそうです。
これと同様に、親が反応を示し、内容を共感しながらでないとテレビは意味ないどころか子供の言語発達に悪影響があるという調査結果は日本はじめいろいろな国で出ています。
子供の目を見てどころか、そもそもテレビ見ながら人に話しかけるのは大人でも難しいですよね…
高価な英語ビデオを見ながら絶えず子供にからめる自信ありますか?
私はないです(笑)
2.英語は小さいうちにやらなくても逆転できる
バイリンガルには3つのパターンがあるそうです。
TED-Edに分かりやすいアニメーションがありました。
これからも分かるように、何歳から始めても英語をしゃべれるようになる人は沢山います。
元Google本社副社長兼日本法人社長まで務められた村上さんも30歳を超えて外資系企業に転職したものの、英語がしゃべれず、そこから本格的に勉強したとそのご著書でおっしゃっています。
本人のやる気次第で誰でも、いつでもバイリンガルにはなれるのです。
逆に「楽に覚えられる」と小さいうちにいくら英語をやっていても、プレイグラウンドでは通じますが、大人になってから仕事やコミュニケーションができず意味を持ちません。
3.それでもあえて子供に英語環境を作るなら
週1回の「習い事」では英語は身につきません。
ママが慣れない英語で話しかけるのはもっとお勧めしません。
間違った言葉が子供に伝わるということ以上に、子供が日本語なのか英語なのか混乱してしまいます。
特に小さい子供に半分くらい英語を混ぜてしゃべると、正しい日本語が喋れなくなります。
正しい日本語が喋れない=読解力がない=あらゆる勉強でつまづくという結果になります。
子供に英語環境を作るのであれば、人もしくは場所を分けて言葉を使い分けることが肝です。
使い分けの方法は、Lamaの友人でパパ・ママとも5か国語を話す一家が実践している「1人1言語ルール」が参考になると思います。
記事を書いたのでこちらも参考にしてください👇
そして、言語習得は一朝一夕ではなしえません。
長時間のトレーニングが必要です。
やるのであれば、毎日習い事に通わせるのも難しいので、値段も手ごろで家でもできるオンライン英会話がよいと思います。
- 母国語を疎かにしない
- なるべく英語に触れる時間を増やす
- 人や場所等で話す言語を区別する
4.子供時代にゴール設定してはいけない
Lamaが育った時代と比べて今や帰国子女や留学経験者は珍しくなくなりました。
Lamaが社会人になった当時は「英語しゃべれるの?すごいね!」みたいな感じでしたが、今や海外と仕事をする部署に配属されたほぼ全員英語が堪能という時代です。
でも、その英語ができる帰国子女が外国の担当者から「あいつ非常識」というレッテルを貼られている話を聞いたことがあります。
理由は英語の言葉遣いやマナーが子供時代で止まっているからです。
ビデオ会議の向こうにいる初対面の人に ”What’s up!?”とか言ってしまったりする感じ。
本人は英語に自信があるので、自分が間違っていることに気が付きません。
TPOが分からない人はビジネスで信頼されませんよ!
高校生が友達としゃべるテンションと客先で商談する会話は違います。
なので環境に合わせて、ボキャブラリーや言葉遣いをアップデートしていく意識が必要です。
この段階ではもはや親のサポートよりも子供自信の責任領域だと思いますが、実はLamaはこれでものすごい苦労しました。
丁寧な言葉遣いや、「検討します」って何て言えばいいんだ?とか、ずっと隠れて辞書ひいてました(^^;)
バイリンガルを自称していながら黒歴史ですが、自分のたどった道をあえて共有させてもらいます。
読んでいただきありがとうございます。
このブログがあなたのお役に立てれば嬉しいです(^^)
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