コーチング

ドラクエから考える、強みの活かし方

私はクリフトンストレングス®(旧称:ストレングスファインダー®)のコーチをやっています。

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※本ページで紹介しているストレングスファインダー®やクリフトンストレングス®及び34の各資質名はGallup, Inc.の登録商標です。

このサイトにたどり着けるような意識の高い方を中心に、かなり多くの人がベストセラーになったこちらの本を買って、書籍についていたコードを使ってご自身のTOP5の強みを知るテストを受けたことがあるのではないでしょうか?

ただ、残念なことに、多くの人にとって、このストレングスレポートが「ふーん…」という感想しか生み出していない気がします。

雑誌の巻末にある星占いのように、「うんうん、当たってるね!」とその時は読んでいても、すぐ忘れられてしまっている感じです(T_T)

AI翻訳だからなんだか日本語として読みにくいよね、とか、「戦略性」とかかっこいいやつが自分のTOP5に出てこなかった…と日本語の意味に引きずられてその資質の本質を見誤っていたり、等…

折角自分の強みにアクセスするカギを手に入れたので、それをカギ穴に差し込んで、ドアノブに手をかけて、扉を開いて欲しい!!というのが私のコーチとしての切実な願いなので、ぜひそのままほこりをかぶって忘れられているのがあれば、ぜひ私にお声掛けください!

さて、強みというのは特別な人だけが手にしているものではなく、生まれながらに誰もが持っているもので、その強みに気づいて、磨き、活用することで今まで以上の成果を出すことができる、というのがざっくりとした強みの活かし方なのですが、これは自分以外の人にも当てはまると範囲を広げて考えてみることにも大きな恩恵があります。

人それぞれ、違った強みを持っています。

例えば「英語ができる」というのはスキルですが、強みというのはどうやって英語を話せるようになったか、というHOWの部分に着目します。

社交的で外国人と沢山友達になって、積極的に話すことを通じて英語を話せるようになった、という人もいれば、英語の文法・構文などを分析しながら読み解いていくうちに英語の感覚が身についてきたという人もいるかもしれません。またある人は単語を集中的に覚えて語彙力で勝負してきたという場合もあるかも、というように、一つの目的を達成するためのアプローチ方法は様々あって、その人が一番得意で成果の上がるやり方で頑張ったからこそスキルが身についたと言えると思います。

こんな感じで、自分と同じやり方をするとは限らない、その人らしい成果の出し方があるんだな、と気づくとチームの中での人間関係も少し角が丸くなってくる感じがしませんか?

この文脈で考えると、ドラクエってすごくよく出来たゲームだよなぁーって感じるんです。

純粋に敵を倒すことを考えれば戦闘能力の高い戦士だけで旅をしていけばいいのかというとそうではなかったりしますよね。

ビジョンをもって導く勇者がいて、戦闘力はそれほどなくても敵にやられて弱っているときに回復の呪文を唱える魔法使いや、素早い攻撃ができたり、攻撃系の魔法が使えたり、お金儲けが得意だったり、周りを盛り上げる遊び人だったり(笑)

それぞれが持つ才能を発揮できる場で活躍させていくことで、ラスボスのところまでたどり着ける。

子供の頃はいろんなキャラクターが登場することの意味合いは単なるキャラバラエティーとしか理解していませんでしたが、これがまさに強みの発揮されたチームなんですよね。

戦士はそもそも魔法を知りませんし、魔法使いに剣を持たせても上手く戦えません。

メンバーそれぞれが自分の個性を活かしてそれを発揮することで、チームとして強さが増すということがドラクエ世代には良く伝わるのではないかと思って改めて思い出しました(^^)

翻って見ると、日本の教育現場ではどうでしょうか?

出題範囲が明確で、大きな点差がつけにくい受験勉強であれば弱点克服が最も効果的な方法なのかもしれません。

ずっと弱点探しを教えられ、鍛えられてきた子供たちが社会に出たら、今度は「強みが大切」と言われてもピンときませんよね。

実際私たち現役社会人として世に出ている多くの人はそういう世代だと感じます。

だからこそ、いまの子供たちには自分の強みを探す手伝いを早いうちからしてあげたいですよね。

ドラクエ然り、ラグビーなどのスポーツもそうですが、全く違うメンバーが集まるからこそ、チームとしての成果が生まれるということに気づくと、多様性も受け入れやすいテーマになるんじゃないかなと思えませんか?

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