コーチング

大切な自己効力感の話!自己効力感を高めるための情報源とは?

以前の記事で自己効力感についてお話ししました。

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私がコーチとして最も大切にしているのはこの考え方と姿勢なので、改めて自己効力感について大切なお話を共有していきたいと思います。

キャリアコンサルタント試験にも登場!自己効力感とは?

私はコーチングを始めて以降、クライアントさんの抱える悩みの多くはキャリアに関わるということに気づき、キャリアコンサルタントの資格も取得しました。

当時試験を受けて、試験範囲には心理学やカウンセリング理論が含まれているのですが、私がコーチとしていつも標榜している「自己効力感」がテストに出たのでちょっと和みました(^^)

確実にこの1問は正解できた(笑)

改めて、自己効力感とは、心理学者バンデューラーが提唱した言葉で、自分が外部からの要請にきちんと対応しているという自分の可能性を認知している状態をいい、これが行動の結果を左右する要因となると定義しています。

キャリアコンサルタント試験の問題は「バンデューラが提唱した、自己効力感を高めるための情報源に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか」というもの。

自己効力感を高めるための要素という意味ですが、これは学術的に4つあるというのが答えです。

以下順番に説明しますね。

自己効力感を高める4つの情報源

順番に説明しますね。

①遂行行動の達成

自分が直接何かを成し遂げた経験です。前もできたから今回も大丈夫!という自信です。

「はじめてのおつかい」に出かけた子供は、次も大丈夫!と張り切って出かけられますよね。

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さらに、自分が成し遂げた経験というのは全く同じ大きさや負荷のタスクでなくてもOKなんです。

例えば英語でプレゼンした経験が5分でもあれば、「英語でプレゼンをやれた」という感覚が持てます。

仮に、次は30分、1時間と時間が増えても、英語でプレゼンをやった経験があるということが自己効力感として残っているので、かなりリラックスして臨める状態になれる、ということが分かりますよね。

だからこそ私はスモールステップでも成功体験を積むこと!を提唱しています。

代理的経験

誰かがやったことを観察して見ていた経験です。

先輩がやっていたから私もできる、お姉ちゃんができるなら私も大丈夫といった気持ちです。

いきなりバンジージャンプ台に乗せられたら、多分飛び降りられる勇気を持つ人はいないと思いますが、芸能人がテレビで挑戦しているのを見たことがあったり、実際自分より前に並んでいる人たちが、目の前で次々に飛び降りられているのを見ていれば、次は自分の番、となっても一歩踏み出せますよね。

(多分私は永久にバンジージャンプはチャレンジしないと思います)

我が家の下の娘も、お姉ちゃんと同じことができると思っているので、高いところから飛び降りたり、自転車で転んだり、かなり攻めの姿勢でひやひやしますが、これは「自己効力感の塊!」と捉えています(^^;)

③言語的説得

君なら大丈夫と誰かに励まされることです。

上司に「信頼しているから任せたよ」と言われるとなんだか頑張れる感じがしませんか。

社会人になって③が増えていくと成長している感じがしますよね。

少し難しいタスクでも、乗り越えられるのは周囲の期待の声掛けがあるからこそ、だと思うと、私たちも日ごろから、相手を勇気づけたり励ます言葉をかけることが大切だなと気づかされます。

マイクロマネジメントで自分のやり方を押し付けるのではなく、相手の強みを応援して常に期待をかけていることが伝わっていると、想定以上の結果を出してくれることすらあります。

④情動的喚起

テンション高い時、その場のノリでやれてしまうことがありますよね。

えーい、やっちゃえ!っという感じで、その場の雰囲気、お酒の勢い、売り言葉に買い言葉…等々に乗ったらできちゃったというような具合です。

私の場合、100人くらいの前でスピーチするというのを、なんとなくのノリで引き受けてしまったことがありましたが、結果的に無事終わり、①遂行行動の達成という自分の成果に昇華しました。

自己効力感をうまく利用するためにできること

自分が経験したことがないことでも、②ー④があれば何だかできそうだなという気持ちでチャレンジできるというのはなかなか面白いと思いませんか?

そして、上述の私の事例のように、実際に達成すれば、それが①に変わりさらに高い目標を目指すときの足掛かりにもなります。

さらに、実際に成功を重ねることで、自分の存在を肯定できる気持ちである自己肯定感が育ちます

自己肯定感と自己効力感は相互に密接に関連があり、より大きなチャレンジが達成できれば、より自己肯定感も上がるというように、比例関係にあると考えています。

またもう一つ大切なことは、たとえ結果が伴わなくても「チャレンジした」ことそのものに対して素直に評価を与えること。

難しい問題に勇気を出してチャレンジできたというのもひとつの達成です

昔の大失敗が自分の成長の原動力になっていたり、いまや笑いのネタになっている、そんな人は多いのではないでしょうか?

チャレンジすることを評価できるようになると、自分の可能性をさらに広げることが容易になります。

そして、自己効力感を高める方法ですが①以外は他者を必要とします。

また①でも自分で気づいていないことがあったりします。

自己効力感を上げるために自分にどんなことができるだろう?周りにどんなアプローチができるだろう?そんな時はぜひコーチングを受けてみてはいかがでしょうか(^^)

今日の質問

成功体験は①-④どれが多いですか?

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