コーチング

コーチングって具体的に何をするの?という疑問にコーチが答えます

コーチングという言葉をありとあらゆる場面で聞くようになりました。

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コーチといえば、スポーツのイメージしか持っていなかった方も多いと思いますが、今やマネージャーは部下とコーチのように関わろう!とか、先生もコーチングマインドで生徒を指導しようとか、子育てにもコーチングや占いやスピ系のコーチなど本当に色々な場面で「コーチ」や「コーチング」という言葉が浸透してきています。

私はコーチとしてこの傾向はとても良いことだなと思っています。

コーチングっていう言葉がなんとなくでも知られていくと、取り入れてくれる人のすそ野が広がっていくと思うんですよね。

これは社会全体にとってすごくプラスだと思うんです♪

とはいえ、現時点では「コーチングって聞いたことあるけど、それって具体的にどんなものなの?」という段階ではないでしょうか?

多分受けてみないとなかなか分かりづらいその辺を、国際コーチング連盟(ICF)認定コーチの私が解説していきます。

コーチってどんな人?

まず定義について、私も認定コーチとして所属している国際コーチング連盟という協会の定義にはこうあります。

コーチングとは、思考を刺激し続ける創造的なプロセスを通じて、クライアントが自身の可能性を公私において最大化させるように、コーチとクライアントのパートナー関係を築くことです。

対話を重ね、クライアントに柔軟な思考と行動を促し、ゴールに向けて支援するコーチとクライアントとのパートナーシップを意味します。

(出典:ICF Japan Chapter

私が感じる一番大切なポイントはコーチとクライアントがパートナー関係だということ。

例えば正解を知っている先生が生徒を教えるとか、経験値が高い上司やコンサルタントから最適解をもらうとか、ただ寄り添って悩みをひたすら聞いてくれるカウンセラーとも違う、関係性という意味でとても対等で特殊なんです。

ただ対等、と言っても友達ともまた違うんですよね。

友達関係はそれぞれの主観で関わりながら、本音でぶつかり合ったり寄り添ったりしていく中で、好きになったり嫌いになったり関係性が変化したりもするのではないでしょうか?

コーチは相手を主観的に判断したり、感情的に同一化することはしないので等間隔をキープしていくというかんじです。

スポーツで例えれば友達はチームメイトかもしれませんが、コーチは指導しないコーチというイメージでしょうか。

コーチはコートの中に入って代わりにプレイしたりはしないんです。

私たちが日ごろ囲まれている様々な関係性とは少し違うけれど、実際に私自身コーチとの関りや、私がクライアントさんと作っている関係性というのはそんな特殊な感覚なんですよね。

少し話が抽象的になってしまいましたが、要はコーチという存在は教えたり導いたりする上下関係でもないけれど、フラットな関係とはいえ友達のように距離感が近づいたり遠くになったり変化する対象でもないということは理解いただけたでしょうか。

コーチングでは何をするの?

続いてコーチングでは何が行われるかについて、これも国際コーチング連盟(ICF)の定義に沿ってお話を続けます。

上述の通り、コーチングとは「クライアントが自分の可能性を最大化する、というところについて、その手段として思考を刺激し続ける創造的なプロセス」という定義が書いてあります。

どういうこと?って感じですよね(^^;)

再び、たとえ話でお話しすると、私はコーチを鏡のような存在だと思っているんです。

人って自分の顔って見られないですよね?

自分の顔は鏡で見たことがあるから、どんな顔をしているかもちろん分かっているんだけれど、でも鏡が目の前にあるから、初めて歯に海苔がついている!ということに気づけるんですよね。(笑)

今読んで下さっているあなたも何十年と「あなた」をやってきているので、大体自分というものはどんなものなのか分かっていると思うんです。

ただ、その時々の状態ってありますよね。

多分目が二つあって鼻と口がこの辺にあって、この辺りにほくろがあってという心配しなくても変わらないものもありますが、歯に何かついていないかなとか、お化粧崩れたりしていないかな?とか一日に何度か身だしなみをチェックしたりしませんか?

鏡をチェックしないでずっと過ごすのは結構勇気がいる気がします。

ましてやたこ焼きを食べた後は歯に青のりがついていないか、感動の映画を見て大泣きしたらマスカラが落ちていないか、自分の目で確認しようと思っても、鏡がなければ難しいですよね。

こんなふうにいつもと違うことをした後なら、自分でも注意して、もしかしたら今おかしな顔をしているかもしれない、と気にすることもできますが、何気ないいつもの感じで過ごしている時、定期的に鏡で確認したり、誰かにそういわれない限り、ほっぺにご飯粒がついているということに気づくのは難しくないですか?(笑)

他の人には明らかでも、あなた自身が気づけていないということは往々にしてあります。

そんな時に、質問されたりフィードバックされることを通じて確認していく。

鏡としてのコーチから自分の姿を確認できるということで、いろんな気づきが促されるということなのかなというふうに私自身解釈しています。

顔を例に話をしましたが、毎日何度となく鏡で見ている自分の顔ですらそんな感じだと思うので、自分の内面なんて、目に見えないので自分一人では手に負えないことも多いんですよね。

分かるようで分からなかったり、歪んで見ていたりすることがあるかもしれないので、そうした点を第三者のコーチとの対話を通じて表に出していくということをしていきます。

自分の思考を言語化する過程で、考えが整理されてきたり、コーチから具体的に「私にはこう見えています」というフィードバックをもらったりすることで、いろいろ気づきが生まれることがあるというのは私自身のクライアント体験やコーチとして関わってきた体験からもコーチングを受ける醍醐味だと言えるのではないでしょうか。

その気づきは、ただ「気分が変わる」というものにとどまらず、自分の今まで見たことのない視野に立てるようになったことで、新たな可能性や行動が生まれるきっかけになったりするという意味で、「創造的なプロセス」だったり、「可能性を最大化する」という言葉が定義に入っているんだと思うんです。

実際コーチングというのはマッサージのように、気分をほぐしたい場合にもいいかもしれませんが、私は筋トレのように活用して欲しいと思っています。

マッサージはその時だけ気持ちよい、でまたどんどん元に戻ってしまうと思うのですが、筋トレって、継続して体質を変えていく感じですよね。

トレーニングをしている時間は限界までやるんですが、日ごろも何を食べるか気を付けたり、家でも腹筋したりと少し行動が変わったりしていく。

すると、半年たったら体の状態が変わっているというのは分かりますよね?

心は外から見えにくいものですが、コーチングを継続的に受けて、違った視座を手に入れていけば確実にあなたは変わります。

実際私のクライアントさんからのお話を聞くと、自分よりも周りの人から「変わったよね」とフィードバックを受けることが多かったりする気がします。

時間がない人にもできること

とは言え、みなさん忙しいじゃないですか?

コーチング受けたいけど全然時間ないですよね(笑)

コーチングもいいけど、全然時間取れないなぁっーていうふうになりますよね。

私もコーチングを受ける前は、コーチング気になるけど時間ないなと、そのまま何もせず過ごし、しばらくすると、またコーチングという言葉をどこかで聞くという感じで、コーチングという言葉をやり過ごしていました。

でも、なぜかコーチングを初めて受けたのは、ワーキングマザーとしてフルタイムで働きながらという状況の時。

まさに人生で一番自分の時間がなかった時かもしれません(笑)

でも、コーチングを受けようとした理由がその時が一番困っていたし、悩んでいたから

結果的に、2週間とか1ヶ月に一回、たった1時間だけでも、自分の内面を見つめ直す時間ということで、自分自身に投資をすることで、そこまでのモヤモヤが整理されたり、これからの日々頑張ろう!と思えるように元気になれるという意味で、コーチングを受けていてよかったなと思います。

時間の使い方として、心の筋トレとして、そのあとの人生の軌道が変わってくるので、私がコーチだからというよりも、これは私自身のクライアント体験としてオススメしたいと思います。

2隻の船が一緒に横浜港を出発して、1隻は毎日1度ずつ航路を変更していくと2週間後に太平洋を越えて到着するのは北アメリカと南アメリカくらいの差になるそうですよ。

目に見えないくらいの小さなエッジかもしれませんが、そこをつけていくと自分が本当に行きたかった未来にたどり着ける、コーチングはそんなエッジになるんじゃないかなと思っています。

多分あと10年くらいたてば、今世の中にスマホが当たり前のように浸透しているように、コーチングが広まってくると思っています。

正しくコーチングが広まれば、社会は大きく変わると思うし、特に子供を育ているパパ・ママたちにはぜひコーチングを知ってほしいなと思って活動しています。

他に先んじて、エッジを越えて、自分の人生や子供を育てる時間の質を変えてみませんか?

ぜひ他のブログ記事も読んでみてくださいね(^^)

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