ライフコーチ、エグゼクティブコーチ、子育てコーチなど色々な肩書を名乗るコーチが世の中にはいますが、私は「自己効力感を高めるコーチ」を標榜して活動しています。
私が枕詞に使っている『自己効力感』とは一体何かを改めてご紹介したいと思います。
自己効力感とは?
「自己効力感」はカナダの心理学者バンデューラが提唱したもので「個人がある状況において必要な行動を効果的に遂行できる可能性の認知指す」と定義されます。
自己肯定感という言葉はよく聞くけれど、自己効力感を使っている人はまだまだ少ないため、私が使っているとふわっとした造語のようにも聞こえていたかもしれませんが学術的に確立されたれっきとした社会認知学上の概念です(^^;)
「自己肯定感」は自分のことを自分で認められている状態。
○○ができる・できないという軸ではなく、純粋に自分のことが好きと思えることです。
一方、自己効力感を一言で言い表すとすると、「私ならできる!」という気持ちの持ち方です。
例えば小さい子供は何でもできると思っていますよね!
知識がないとか、経験がないということは眼中になく、純粋に自己効力感が高い状態。
でも、さすがに大人になってこの状態はヤバイですよね(^^;)
賢い大人は自己効力感を高めるためにちょっとしたきっかけが必要です。
どんなことなのか以下で順にみていきましょう。
自己効力感の上げ方とは?
自己効力感を上げる方法は具体的に4つ分かっています。
- ①達成経験
自分自身が過去に成功した経験 - ②代理的経験
他の誰かが成功しているのを観察する - ③言語的説得
「あなたならできるよ」と励まされる - ④生理的情緒的高揚
(お酒・その場のノリなど)勢い!
このうち①達成経験が一番強力だと言われています。
小さくても成功体験を重ねていくとどんどん自信も強化されてより高い目標にチャレンジできるようになります。
実は私もコーチになって1年程たった頃、初めて英語でコーチングをするという機会がありました。
最初はノリで引き受け(④生理的情緒的高揚)、会社員時代には海外の人と英語で仕事をする機会もあったので多分大丈夫だろう(①達成経験)と感じていました。
とはいえ英語は話せるし、コーチングもできるけど英語でコーチングはやったことないぞ!ということに気づき、引き受けた際の①がかなり揺らぎました。
心拍数が上がり、セッション前日は脳内シミュレーターがかなり暴れていましたが、何とかセッションを終え、クライアントさんには喜んでい頂けたので、私の中では「英語でコーチングをする」という新たな成功体験が生まれ①達成経験が強化された形です。
実際、やるまで心臓が飛び出るほど緊張したり、眠れないほど不安になっていたけれど、やってみたら案外いけたという経験は多くの方が持っているのではないでしょうか?
案ずるより産むが易しでどんなに小さな成功体験でも類似の体験でもいいのです。
雪だるま式に自己効力感は強化されるはずですよ。
とはいえもしあなたが一人では不安なのでコーチに背中を押してほしいということがあればぜひご連絡くださいね(^^)v
https://rani-coach.com/re_selfefficacy/