コーチング

狭い視野を出るための質問とは?思い切り遠くに視点を投げるとできること

最近読んだ本に、自分の葬式に参列している人からどんなコメントを聞きたい?という質問がありました。

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「まぁ意地の悪い人だったよね」とは誰も言われたくないのは言わずもがなですが、「いい人だった」という以外に、あなたは残された参列者にどんな人だったと記憶されたいですか?

・趣味に没頭していた人

・同期#1の出世頭

・家族思いの人

・いつも元気で活動的な人

家族、友人、同僚、ご近所の人、いろんな関係性の人がいろんなことを言うはずですが、幽霊になった自分が、聞いていて悪い気分がしないコメントはきっとあなたが人生の中で成し遂げていくべきことです。

コーチングではこんな感じで、「もしも、…」というイメージを使う質問をよくします。

もちろん、現実に起こるかどうかは全く考慮せず、頭の体操みたいなものですが、実は今の思考の枠組みの外に片足だけでも出してみると、自分の考えが少し広がったりします。

現実味がないからこそ斬新なアイディアが出てきたりするんですよね。

最初の質問のように、幽霊になって聴いている、なんて荒唐無稽だっておもいますよね。

だからこそ遠慮せず自由にこんなことができるといいなと、何にも邪魔されず心底欲しかったものが素直に出てくることがあります

無意識の底に埋まっていた自分の願望の「しっぽ」をつかめれば、今の自分の環境にフィットするやり方や、努力の方向性なども見えてきたりしますよね。

人は毎日小さな判断を重ねながら生きています。

朝1回目の目覚ましで起きるか、どの服を着るか、傘を持っていくか、という些細なことから、結婚する、転職する、家を買う、のようにその後の人生を大きく左右する重要なことまで一つ一つの判断が毎日自分の人生の形を決めています。

私も、この質問を聞いて、自分の祖父のお葬式を思い出していました。

大正生まれの祖父は、中学を卒業したと同時に軍需工場で働き、成人と同時に第二次世界大戦に徴兵され、戦後も3年以上シベリアに抑留された後、生還。

その後は家業の小さな食品会社を営み、その傍らで保護司や地域の取りまとめ役のようなこともしていた優しいおじいちゃんでした。

コロナ前に祖父は旅立ちましたが、人好きだったのでお葬式の会場にもしかしたら幽霊としてウロウロしていたかもしれません。

不幸な時代の巡り会わせで、想像を絶する苦労があったと思いますが、愚痴も言わず、周りを明るくする人だったと、私は祖父のことを思っていました。

祖父自身はどんな風に思われたかったかは分かりませんが、いつか天国で合えた時はそんな話をしてみたいと思いました。

いい人生だった、と最期の日に思えるように、幽霊になった時のチェックリストに沿うような判断を重ねていけるといいですね(^^)

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