今さらですがドラッカーにはまっています。
理由は私がコーチとして提供しているクリフトンストレングス®(旧名称:ストレングスファインダー®)との共通点が沢山あるから!
ストレングスコーチが感じたドラッカーとストレングスのリンクについて解説していきます。
※本ページで紹介しているストレングスファインダー®やクリフトンストレングス®及び34の各資質名はGallup, Inc.の登録商標です。
ドラッカーって誰?
ドラッカーは言わずと知れたマネージメントを「発見した」とされる現代経営学の礎を築いた人物です。
ビジネスパーソンの間では元々著名な存在でしたが、日本では『もしドラ』で書籍や映画が大ブームになり幅広い層に知られるようになりました。
ドラッカーは60年以上著述活動をしていて、全体主義の考察から経営学や日本画まで守備範囲が相当広く、著作も膨大!
ただ、「強み」については著書の中で常に言及しています。
強みのみが成果を生む。
弱みはたかだか頭痛を生むくらいのものである。
しかも弱みをなくしたからといって何も生まれはしない。
強みを生かすことにエネルギーを費やさなくてはならない
(出典:経営者の条件)
「強み」=まさにストレングス!
この本の初版は1967年に出版されているので、ドラッカーはかなり世間に先んじて「強み」に着目していたということが分かりますよね。
どんな組織でも、弱みを改善して平均的な状態に持ち上げることが人材育成だと信じられていた時代において、弱みには時間と労力をかける価値がないということを喝破しています。
未来人?というほどドラッカーの予測は当たり、当時から「未来学者」という異名を持っていたほどで、この先見の明には驚かされますね。
https://rani-coach.com/past_future/
強みを知ると気づけること
いくら強みが大切だと最近言われるようになったからとはいえ、謙遜に美徳をおく日本の文化的な背景に加えて、試験対策としてしみついた弱点克服が得意な私たちにとって、強みに目を向けること自体が発想の大転換になります。
クライアントさんと話すと雄弁に「自分の弱みはこれなんです!」と自信を持って(笑)おっしゃる方が多いのですが、強みについてはちょっと恥ずかしそうになったり、「何もありません…」という方すらも!
実は無理もないことで、自分の顔を自分で見るのができないように、自分のことは正直な第三者という鏡を見ないとよくわからないもの。
さらに、強みは自分にとって苦も無く、努力せずともできてしまうことなので、案外自分で気づかないことが多いんです。
つまり自分にはそれが当たり前のようにできるので、他の人も当然そんなものだろうと思ってしまうんですね。
そんな、気づきづらい自分の強みについて、クリフトンストレングス®は、テストを通じた客観的なデータ分析でそれを示してくれるので、強みを知る上でとてもよいとっかかりになります。
人の気持ちが手に取るように分かる人もいますが、全くその才能を持っていない人にとっては魔法のような強みに見えたりしますし、人見知りなので立食パーティーは苦痛…という人もいれば、新しい出会いや友達作りが楽しいという人もいます。
自分が努力して学んだ記憶や経験があるので、英語ができるとか、会計知識があるということなどを「強み」と誤解している人もいますが、後から学んだスキルであり、ストレングスで定義する「強み」には当たりません。
最初の例のように、「人の気持ちが手に取るようにわかる」ことや、「新しい出会いを楽しむ」ことのことを「強み」の種です。
自分の強みだと認識していない人にこそ、伸びしろはものすごく大きいと思うのです。
なお、ストレングステスト®を提供しているギャラップ社は「才能x投資=強み」と定義しています。(出典:Gallup)
ギャラップの長年の調査結果によると、苦手なことを人並みにするよりも得意なことを超一流にすることの方がはるかに時間効率が高いそうですよ。
そして自分の得意なことをやっているので何よりも自分が楽しい♪
ストレングステストとコーチングを受けて自分が人生を投資するのにふさわしい領域を磨いてみませんか?
今日の質問
自分の強みを5つ言えますか?