先日のポジティブ心理学の記事が好評だったので続編です♪
https://rani-coach.com/gage/
幸せを感じる「ツボ」のようなものがどこにあるのか。実はそれは外の条件に左右されるのではなくそれぞれの人の中にある仕組みの中で動いているということをご紹介しました。
今日は改めて、満足感と充足感の違いと、私たちがより幸せで豊かな人生だと感じるためにできることについてまとめてみました。
満足感を上げると人はどうなる?
クリフトンストレングス®(以前の名称はストレングスファインダー®)をご存知でしょうか?
クリフトンストレングス®も、ベースにポジティブ心理学の影響を受けているので当然と言えば当然ですが、私がGallupの研修で学んだこととよく似ているなーと改めて感じたのでその観点からポジティブ心理学を見てみようと思います。
これまで会社の経営層はいかに従業員の満足度を上げるかに力を注いできました。
社員満足度調査を実施して福利厚生を手厚くしたり某IT企業の真似をしてオフィスをおしゃれに変えたりと事例は山ほどあるかとおもいます。
ところが、Gallupの調査によると「満足している従業員」は必ずしも生産性が高いとは限らないそうです。
満足⇒長時間いるけどエネルギーは使わないという身もふたもない調査結果が出ていたりします。会社もこれでは報われないですね…
従業員の福利厚生の改善など満足感重視になると最初は喜ばれてもそれが当たり前になり、時間がたつと「B社の方が待遇が良い!もっと改善を!」と逆に不満が醸成されることにすらなったりします。
満足感は生産性を高めないどころか、
不満の種にすらなっちゃうんだね
生産性を高めるもの
では、生産性が高い人は何が違うの?という疑問が湧いてきます。
Gallupの調査結果で明らかになったパフォーマンスの高い従業員は満足感ではなく充足感をもって仕事をしているそうですよ。(参考記事:Gallup)
これをGallupは仕事に対してエンゲージしている状態と定義しています。
エンゲージメントは日本でも最近ビジネスシーンでしばしば語られる単語です。
具体的には会社に対する帰属意識とか忠誠心、情熱をもっている結果、パフォーマンスが高い状態というイメージです。
エンゲージメントの高さ、主体的に仕事に取り組み、難しい仕事でも熱意と行動でイノベーションを起こすことができる力と大きく関わります。
普通ならあきらめてしまうような難しいチャレンジも、「できません」と言わず、何とかする方法を考えようと努力するのは、その組織に対して相当強い思い入れがないとついていけませんよね。
満足感と充足感はいずれも日本語だと「幸せ」や「喜び」といった言葉にも置き換えられるのでよく似て見えるのですが中身はかなり違いますね。
満足感(Pleasure)はWhatのニーズでその時の心地よさや喜びによるもの。
一方で充足感(Gratifications)はWhyのニーズで使命感をもって時間を忘れるほど没頭したり困難をも挑戦に変えるために自分らしく貢献する喜びとも言えます。
夜中のアイスクリームは満足ですが、健康で引き締まった体を維持するのが充足感という感じでしょうか。
満足の方がはるかに簡単ですが長く続くのは充足感の「喜び」だそうです。
自分の充足感を満たすには価値観に基づいて強みを活かすことが一番!
強みって何?という方はぜひクリフトンストレングス®を受けてみてくださいね。
クリフトンストレングス®を受けてレポートを見るだけでは残念ながら「ふーん」で終わってしまうことが多いです💦これでは雑誌の後ろにある星占いの結果を見ているのとそれほど変わりません。
クリフトンストレングス®は、自身の体験と紐づけて理解し、どう活用できるか考え、実際に成果を出していくところまでが1セットですよ~!
初めて受ける方も、過去に受けたけどほこりをかぶっている方も、ぜひストレングスコーチと一緒に紐解きをしてみてください!
今日の質問
最近どんな時に充足感を感じましたか?
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※本ページで紹介しているストレングスファインダー®やクリフトンストレングス®及び34の各資質名はGallup, Inc.の登録商標です。